エネファームとは

エネファームは、都市ガス・LPガスから水素を取り出し、空気中の酸素と化学反応させて、最大700Wの電気を作ります。年間の発電量は、一般家庭で使用する電気の約5割をカバーします。
また、発電時に発生する熱を利用して、お湯を作ります。床暖房や浴室暖房など快適な設備とも接続が可能です。

集中型発電のエネルギー利用効率

火力発電所における発電では、発電に必要なタービンを回すための熱エネルギーの多くが未利用排熱として大気や海などに廃棄されていて、この未利用排熱などの損失が約59%程度あります。
そのため、火力発電所における集中型発電では、燃料として供給したエネルギー(100%)に対し、約41%程度のエネルギーしか利用することができません。

集中型発電のエネルギー利用効率

燃料電池により自宅で発電する場合、燃料は既存のガスインフラで供給されるため、エネルギーロスはほとんど発生しません。
エネファームにより自宅発電をおこなった場合、利用できるエネルギーは95%となります。
このように、電気をつくる場所と、使う場所が近いエネファームなら、送電ロスを大幅に抑え、発電時に出る熱を給湯に有効活用することができます。